お知らせ
法定養育費について(令和7年8月29日現在)
先日、新聞に、法務省が法定養育費の額について、2万円程度を想定しているとの記事がありました。
養育費を負担する側の生活を考慮しながら、金額について詰めていくようです。
しかし、養育費が2万円というのは、やや少ないように感じます。
あくまで案ですので、これから変更される可能性はありますが、実務の感覚とは離れている印象を受けます。
これからの協議に注目していきたいと思います。
また、今回の法定養育費には、先取特権が認められ、他の債務に先んじて養育費の支払いを受けることができるようです。
離婚する当事者のうち、養育費について取り決めたのは、およそ半数にすぎず、その中で相当数が約束通りの養育費の支払いを受けられていないようです。
これを是正し、子どものための資金確保を容易にする今回の改正には概ね賛同しています。
これからも養育費に関しては、さらに関心が高まるものと思われます。
離婚や養育費に関しては、常に最新の実情を研究し、専門家としての知見のアップデートを行っていきます。